南海電鉄では、来る2019年4月6日(土)に南海線のダイヤ改正を実施することを発表しました。

2019年4月6日(土) 南海線ダイヤ改正|南海電鉄

概要は以下の通りです。

●ダイヤ改正実施日:
2019年4月6日(土)始発から

●実施路線:
南海本線、空港線等

●主な改正内容:
・空港線の利便性向上:
(1)平日朝の特急ラピートを上下1本ずつ増発
(下り難波6:30発、上り関西空港7:29発)

(2)空港急行の増発及び8両編成化
土休日ダイヤの下り3本の空港急行を増発するとともに、一部の空港急行を8両編成に変更。
(※)8両編成となる空港急行の本数:
平日下り・・・37本→49本
平日上り・・・39本→51本
土休日下り・・・32本→48本
土休日上り・・・33本→49本


・特急サザンの発車時刻見直し:
特急「サザン」の和歌山市駅発車時刻について、下記の列車で0分・30分に統一。
平日・・・8:30〜21:00までに和歌山市駅を発車する特急サザン
土休日・・・始発〜22:00までに和歌山市駅を発車する特急サザン

・普通の6両化:
混雑緩和を図るため、朝・夕の時間帯を中心に、普通の一部を4両編成から6両編成に変更。

・尾崎駅1・4番線の使用再開:
昨年発生した駅舎火災の影響により、仮設通路を設置するため使用を停止していた尾崎駅の1・4番線の使用を再開。
これに伴い、尾崎駅での特急・急行と区間急行・普通との接続を再開。但し、ダイヤ改正実施のため、火災発生前と列車種別・発車時刻が変更となる列車が発生。


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


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▲駅舎再建中の尾崎駅。
駅舎は3月23日(土)より営業を再開しますが、1・4番線はダイヤ改正と同日の4月6日(土)に使用が再開されます。


前回は約2年前の2017年1月にダイヤ改正したところの南海線で、今回あまり期間をおかずダイヤ改正が実施されることが発表されました。
参考:【南海電鉄】平成29年1月28日(土)ダイヤ改正内容を発表。同時に「関空トク割ラピートきっぷ」の割引率見直しを実施 : 阪和線の沿線から

今回の改正も、関空輸送の充実を中心としたダイヤ改正が実施されますが、今回はこれに加えて、昨年9月の台風21号による火災の影響により、待避が不可能となっていた尾崎駅の1・4番線(待避線)の使用が再開になったことから、この使用再開に伴うダイヤ変更も併せて実施されることとなりました。

相変わらず旺盛な需要となっている空港線関連では、8両編成の列車が更に増加し、空港急行のうち四分の三の列車が8両編成となり、輸送力の増強が実施されることとなります。
つい近年まで、関空利用者の低迷と沿線利用者の減少による縮小ダイヤ改正が続いていた頃のことを考えると、まさかここまで盛り返してくるとは、まさに関空を利用する国内外の利用者様々、といったところでしょうか。


加えて、普通列車についても、4両編成から6両編成に増強されることとなっていますが、この変更により、例えば4両編成固定となっている2000系の普通列車に何かしらの見直しがあったりするのか、そんなところも気になるところではあります。


空港急行の増結によって、必要車両数も増えてくることや、7100系の老朽化も進んできていることから、今後も8300系の増備が続くことも考えられますので、そういった観点からも、車両の動きも気にしておきたいな、と感じたダイヤ改正ニュースであります。



●関連ニュースサイト:
空港急行の輸送力増強、特急「ラピート」平日増発 南海電鉄、4月6日ダイヤ改正 | 乗りものニュース
南海,4月6日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2019年3月7日掲載|鉄道ファン・railf.jp
南海 ダイヤ改正(2019年4月6日) - 鉄道コム



●関連ブログ:
南海、4月6日にダイヤ改正: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
wap ONLINE:南海、4月6日ダイヤ改正 ほか



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