2017年より本格的に高崎地区で活躍していた211系。その211系たちは5年前までは高崎線・宇都宮線などで活躍していました。今回は高崎線時代からありそうな表記類を探しに、211系車内を探索してみました。

今回探索するのは、このC15編成の車内です。発車まで30分以上あるという事もあり、車内はもぬけの殻でした。

中間の先頭車同士の連結部を車内から。ちなみに高崎地区のC編成の編成は現在、高崎寄りからクハ・モハ・クモハ-クハ・モハ・クモハの順に組まれており、中間部のクモハとクハが切り離されることは通常の運転時には基本的にありません。
まず発見したのはこちら。優先席付近に貼られていたステッカーです。基本的にこのタイプのステッカーは、新しめの車両ではあまり見られない気がします....(多分)
年季の入り具合から見ても、恐らく高崎線時代から貼られているものかと思います。

次はこちら。下のは言うまでもなく、高崎線時代から付いているものかと思います。
上側のはトイレのある車両を示すステッカーです。高崎地区での運転は 4 or 6両なので、いちいちトイレのある車両を案内する必要も少ないように感じるので、10両や15両の長編成を組んでいた時代に貼られたものの名残かと思います。ちなみに、この車両のは綺麗なので高崎地区での運転開始後に貼られたものかもしれませんが、他の車両にはこれと同じデザインですごく色褪せたものが存在している車両もあるので、ぜひ探してみてください。
こちらは運転室と客室の間の窓に貼られているものです。こちらも高崎線時代から貼られているものと思います。

トイレのドアに貼られていた注意書き。少し汚れていたり、欠けていたりしているのが良い感じの雰囲気を出してます。



2枚まとめて。SOSボタンがすごく色褪せてます...。禁煙ステッカーも最近はあまり見なくなったような気がします。

ちなみに、殺虫剤の点検表にも何年も前の日付が残っていないか探してみたのですが、残念ながら既に新しいものに交換されてしまっていたようです。
運転室。運転台上のパネルの表示も、きちんと15両編成にまで対応しています。

最後に中間の先頭車同士の連結部を車両の外から。この部分の車両だけ、スカートが高崎線時代から交換されていません。(1枚目の車両と比べると、違いがよく分かるかと思います。)

いかがでしたでしょうか?
高崎地区の211系は高崎・宇都宮線時代から手が加えられていない箇所も多いので、探してみると、長編成で走っていた時代の名残がたくさん見つかります。107系や115系が引退し、一見すっかりつまらなくなったように感じるかもしれない高崎地区ですが、211系もじっくり見てみると中々面白い車両なので、ぜひ一度乗りに来てみてはいかがでしょうか。