川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

赤平駅 北海道放浪の旅 7日目④

前の記事はこちら。

恵比島駅と明日萌駅 北海道放浪の旅 7日目③

 

留萌本線恵比島駅から車を走らせること1時間弱、続いては根室本線沿線を旅します。

最初にやってきたのは、赤平市赤平駅です。

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赤平駅の駅舎はめっちゃデカいです!!

 

といっても建物すべてが駅機能というわけでは無く、「赤平市交流センターみらい」という、公民館みたいな施設と一緒になっています。

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さっそく中へ入ってみます。

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赤平駅は2016年3月まで直営駅でしたが、それ以降は簡易委託化されており、ホーム側の出入口付近の一角に窓口が設けられています。

待合室などは交流センターと一体化しているため、駅専用の設備はこの窓口くらいしかありません。

 

ホームの様子。

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赤平駅のホームは、2面3線の構成となっています。

 

駅舎の反対側には、広大な貨物側線跡が広がっています。

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赤平市やお隣の芦別市は、日本最大の炭田である「石狩炭田」の北端に当たり、昭和30年代には国内有数の「石炭の街」として栄えました。

赤平駅には市内の各炭鉱から石炭が集められ、ここから貨物列車で全国各地へ出荷されたそうですが、赤平駅の扱い品目はほぼ石炭だけにもかかわらず、貨物取扱量が梅田駅や汐留駅を抜いて日本一になった年もあったそうですから、当時の赤平駅の光景は圧巻だったことでしょう。

 

しかし、エネルギー源が石炭から石油に転換されてからは、石炭の街赤平は衰退の一途をたどり、今では過疎にあえぐ街となっています。

エネルギー革命が起きて約50年が経ちますが、雑草に覆われたレールや使用停止となったままの信号機たちが、栄華を極めた往年の姿をかろうじて現在に伝えています。

 

駅名標を記録。

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最後に赤平駅の「わがまちご当地入場券」を購入します。

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赤平駅の窓口は平日しか営業していませんが、「わがまちご当地入場券」だけは駅舎内にある交流センターの事務所で併売されています。

こちらは年末年始以外は営業しているようです。

 

今回は土曜日だったので、交流センターの窓口で購入しました。

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表の柄は「首都圏色の普通列車でした。

 

赤平駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:赤平駅 きっぷうりば
発売時間:8:30~14:30
休業日:土日祝日、年末年始

 

発売場所:赤平市交流センターみらい(赤平駅構内)
発売時間:8:30~17:00(ただし、赤平駅きっぷうりば営業時は発売中止)
休業日:年末年始

※2019年2月時点

 

次の記事はこちら。

赤平市の炭鉱遺産を巡る 北海道放浪の旅 7日目⑤