前面展望席を復活させ、2005年に運行を開始した小田急のVSE。
待望の新型ロマンスカーは、登場前から高い注目度となっていました。

その新型ロマンスカーと思われる車両は、2004年11月23日に小田急へと到着しました。
日本車輌の豊川製作所から甲種輸送される際には、多くの鉄道ファンが撮影に訪れました。

ついに新型ロマンスカーが見られる、高い期待感で通過を待っていました。
しかし、目の前に現れた車両は、違う意味で期待を裏切ってくれたのです。

現れた車両は車体全体がラッピングされており、前面はもちろんのこと、側窓すら隠された状態だったのです。
形状はもちろんのこと、どんな色をしているのか、何も分からない状態でした。
ここまで隠したことに感心してしまうぐらい、とんでもない姿でした。

20190210_08

私は比較的近場で撮影しましたが、夜空の下で見る姿はミイラのようでした。
これはこれで貴重な姿なので、撮っておいて良かったと思います。

それだけ注目度が高かったVSEの登場でした。
その後はここまで隠されなくなったので、少々やりすぎたというところなのかもしれません。