前回の記事の続きです。
前回の記事:【八木新宮バスで行く川湯温泉(2019/2/7-8) その3】JR和歌山線掖上駅舎を見学

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2両編成の105系電車がやってきました。
この電車は掖上10:02発の和歌山行きでありまして・・・
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この電車に乗って五条方面に向かいます。

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今回乗った105系2両編成の車番は、クモハ105 507と、クハ104 507でのSP003編成でした。

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連結面から窓越しに車両銘板を撮ることができました。
この編成は昭和46年生まれで、僕よりも2つ上にあたる前田智徳、小久保裕紀、種田仁、藤原紀香世代ですなぁ(敬称略)
この電車は元々は103系で、モハ103 1020とモハ102 1020として常磐線の通勤電車として走っていたそうです。(インターネット調べですが)
和歌山線が全線電化された昭和59年に105系として改造されて以来、奈良と和歌山を走り続けてきました。

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2019年3月からは新車である227系1000番台への置き換えが始まるため、50年近く走り続けた105系電車もそろそろ引退の時期となります。

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105系の車内です。
103系時代の座席がそのまま残されています。
モケット自体は何度か張り替えが行われ、現在はJR西日本独自の明るい青色のモケットとなっています。

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103系でお馴染みの7人がけロングシートです。
特筆すべきは、この二段窓が原型を保っていて、戸袋窓が潰されずに今も存置されているという点であります!

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JR西日本に在籍する103系電車の戸袋窓は、親の仇と言わんばかりにほぼすべて埋められてしまいましたが、
(こちらの写真は2019/1/9和田岬線兵庫駅で撮影の103系です)

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ご覧のように和歌山線を走る105系には戸袋窓が残されていました!
やはり戸袋窓があるのと無いのとでは車内の明るさがダントツに違いますね。

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元々は非冷房だった車内にバス用のクーラーを設置したものの、冷却能力は弱いうえに網棚の上に冷却装置が置かれたため、荷物が置けなくなっています。
もっとも、荷物を網棚に置かねばならないほどの乗客で超満員になることはめったになさそうなので、網棚が使えなくても問題ないでしょうけど。

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扇風機が撤去されずに残されているのは、不十分な冷却能力を補完するためであると思われます。

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なので、天井は非冷房時代の103系の雰囲気のまま残されていて、非冷房103系マニアにとっては非常に見応えがあるといっても良いでしょう。

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デジタル式の運賃表です。
和歌山線と桜井線の駅名が掲載されています。

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「手の甲にバッテン印」という昔のデザインの禁煙マークが残っていました!
これは常磐線時代から残されているものかな?

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こちらは現在の禁煙マークですが、これもなかなかの年代物のようです。

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北宇智駅を出たところです。
北宇智駅はかつてはスイッチバック駅で、引き込み線も最近まで残っていたそうですが、2017年頃に設備自体も撤去されてしまったそうです。
写真右上が引込線跡で、写真右下が旧北宇智駅跡だったようです。

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もうじき五条です。
車窓には僕が乗る予定の八木新宮バスが走っています。
バスはこの先の五條バスセンターで15分ほどの休憩があるので、乗り換えには十分間に合います。

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10:19頃、五条に着きました。

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うん、やはり角に丸みのある原型二段窓に戸袋窓が美しいですなぁウットリ

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奥に停車中の105系(クモハ105 510)も原型二段窓に戸袋窓が存置されているタイプです。
屋根上の丸型通風器(グローブ型ベンチレーター)も僕の大好物であります
側面だけ見れは、ほぼ103系やなw

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105系電車のツーショットを撮りまして、五条駅を出ます。
つづく。

次の記事へ続きます。
次の記事:【八木新宮バスで行く川湯温泉(2019/2/7-8) その5】五条駅舎と奈良交通五条駅バス停待合室


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