広島 115系 最後の春隣 -① | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

広島 115系 最後の春隣 -①



春のダイヤ改正で、広島から撤退してしまう115系。

残すところ1ヶ月と4日で、この地を走る姿は見られなくなります。

色は変われども、この電車は42年間、広島の足であり、広島の街の移り変わりの中で働きました。



残り1ヶ月にはなったのですが、この景色が見られなくなるなんて、未だにピンときてないのも事実だったりします。

2016年4月2日の記事"国鉄広島の終焉-①"から、115系が広島から消えるその日までの記録は始まりました。

高須駅付近・・・・1番たくさん撮影した場所です。



先日のキハ47の時に説明しました、80mmで撮ると線路へ入って撮ったように見える場所でのL-16編成ですけど。

上手く撮ると、枕木を再利用した木柵が一緒に撮れます。

冒頭の写真は高須駅下りホームから撮ったL-21編成と広電3800形、そして次の2枚は高須側からのL-17編成です。



ちょっとだけ反対側へ木柵が写っていますが、上のL-16編成と同じ場所で庚午側から撮ってます。

山陽本線と宮島線の狭い間に、私有地があって畑になってるのは、子どもの頃から見馴れた景色なんですけど、改めて見てみると不思議ですよね。

上はL-16編成、下はL-17編成です。



天気の好い写真は2月2日の撮影ですが、この雨天での写真は2月3日です。

高須駅付近の庚午側から、流し撮りで撮りました。

L-08編成です。



お昼だと言うのに、だんだん雨が強くなって、雲も厚くなって、こんなに暗くなった節分。

天気が悪ければ悪いで、それなりの思い出のある115系です。

この列車はL-02編成でした。



そしてその暗さは、レンズのF値の限界を超え、カメラの補正も追いつかなくなって。

でも何か、しっとりとした空気がまとわりついてくる雰囲気は、しっかりと伝わって来るような(笑)

広電5000形と共演したL-01編成でした。


2月11日は建国記念の日。

古代くから続く国においては、伝説や神話と史実が曖昧なため、その紀元を伝説に求めることが多々あり、日本もその1つとなっています。

今年の春に退位される今上天皇は125代目とされていますが、これは伝説なのか実在したのか不明な初代天皇によるところからです。

初代とされている神武天皇は実在しなかったという仮説が、現在は主流となっていますが、学術と伝統は別のものなので、実在しなかったと証明された折りに、伝統としてどうするかは考えれば良いに過ぎません。

現時点においては、日本という国の原形の基礎となった原始国家の元首として、初代天皇が即位したとされる2月11日を建国記念の日とすることは、その紀元を求めるにあたって相応しいと思われます。

2月11日という日は、日本書紀に"辛酉年春正月庚辰朔(紀元前660年1月1日)" とあり、その日を明治5年12月に導入した新暦に換算した日付けです。

また、この日付についても、例えば今日は2月11日ですが、明日が2月12日であることは法律で決められており、それによって勝手に違う日々や曜日を振り与えてカレンダーを使ったりすることができなくなっています。

その法律の根拠が紀元前660年1月1日で、江戸時代に"辛酉年春正月庚辰朔"を近代暦(旧暦)に換算する際に、海外(中国)の文献『宋史日本国伝(宋史・491卷 列傳第250 外國7日本國)』と付き合わせ、紀記の記述を順に拾って、神武天皇即位の年を算定しました。


明治時代に新暦を採用するにあたり、この紀元前660年1月1日を天文学的に計算したところ、旧暦の朔日(新月)であることが証明され、この日をもって皇紀1年元日と定められました。

あとはその日からの足し算で、21世紀の今日が、2019年2月11日であるとの法的根拠となっています。

この国内法によって、国際的な標準暦であるグレゴリオ暦が日本でも標準暦として使用されています。

尚、世界的にはグレゴリオ暦を採用していない国もありますが、国際協定や条約などを結ぶ場合、グレゴリオ暦にて表記され、その国の国内暦が並記されます。

従って、グレゴリオ暦を採用しているしていないに関わらず、グレゴリオ暦の法的根拠を各々の国で確定していなければ、国際協定や条約そのものに法的拘束力が無くなることになります。

そのため、明治政府は新暦を採用して列強国を目指したのですが、神武天皇が即位したとされる日からの純粋な足し算は旧暦で、新暦はそれを元に西暦へ換算されて常用されています。

すなわち、建国記念の日は日本書紀に記されている初代天皇の即位した日という伝統的歴史観とは別に、日本の暦(時間)がスタートした数学的な起点でもある訳です。

今年の建国記念の日の記事は、去年のブログスタンプで簡単に記載した文章の補完として、長い文面となりましたが、来年は建国記念の日という祝日の法的根拠の話題にしようと思います。

建国記念の日
あなたもスタンプをGETしよう

鉄道ブログ
どくしゃになってね…ペタしてね
スマホの方もPCの方も応援お願い致します
ブログトップページ