当鉄道のBトレ車両のご紹介です。いつも北のほうの国鉄型ばかり集めていますが、この小田急ロマンスカーLSEだけは、自分の心を掴んで離さない強烈な魅力を持っています。無骨さと流麗さのバランスが、国鉄特急型全盛期のそれに似ているのかも知れません。
●小田急ロマンスカーLSE
●発売 セット売り(2006、2016)
●最近の入手難易度★★★☆☆
最近にもセット売りされていたので編成単位で中古に出ていることもありますが、VSEやMSEと比べて目撃頻度がかなり低いように思います。好きな人が手放さないのかも知れません。
さて、このLSEですが、意欲的な連接構造になっており、一両あたりの全長はさらに短くなっています。先頭車は、展望部分から連接部の隣の車両に食い込むあたりまでが全長で、これは通常Bトレと同じ長さなので動力シャーシも入ります。この時、片方の台車は連接部分の真ん中にきますが、展望側の台車はいささか車体中央部に寄りすぎた格好になります。また展望側はカプラーを切り落とす必要があります。
展望部分は透明パーツに塗装しているので、どうしても透けてしまうのと、パーツ嵌合がイマイチな問題点があります。
中間車は、先頭車同様の連接部と、それがハマる凹状の端部を持っているか、両端が凹状となります。よって、動力をつけられるのは先頭車に限られます。自分はカトー動力を使っているので7連をスムースに走らせるに両端に動力を入れています。
基本的に製品は3両セットですが、余りパーツで4両目を作ることができます。ただし、窓ガラスはプラ板で自作する必要があります。
連接部下のトレーラー台車は、カプラーを切り落として装着します。カトーBトレトレーラー台車の場合、中心ピンがオフセットしているので、少し連接部中心からズレます。
なお、Bトレには珍しく、床下機器パーツが付属しており、トレーラーシャーシの穴にはめ込むことができます。
連接構造のBトレの走行性能として、勾配方向とねじれに弱いというのが少しあります。急な勾配変化や、強引な自作カント部分で立ち往生する場合がありましたので注意が必要です。
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