水力発電所のモジュールが少し形になってきたので、支線内を自動運転ユニットを使って往復させる試運転をします。
水力発電所モジュール↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/19/102144
雪山モジュール↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/12/114456
雪山モジュールには複線の本線が通っており、スノーシェッドの駅から支線が分岐します。一旦雪景色ではない水力発電所モジュールを経て高さを稼ぎ、再び雪山モジュールの中央の台地の終着駅に至ります。
モジュールをつなげると↓こうなります。
「モード5」にすると、ポイントトゥポイントの路線を3列車が順番に往復運転します。片方の終点(このレイアウトでは麓側)は一線、頂上側がポイント分岐して3線になっています。
最初に頂上側のポイントの先にそれぞれの列車を初期配置し、パワーパックのボリュームを3列車がちょうど良い速さになるくらいに回してから、パワーパック電源をオンにします。すると、自動的にポイントが切り替わり、列車が走って、止まります。
各停止点の手前にセンサーが必要です。これは、S70に固定されたタイプですが、フィーダー型のものもあります。
普通のNゲージ車両で試していないので分かりませんが、Bトレに限ってはやはりS70に固定されたタイプが最も信頼性があるように思います。固定タイプはレールと接点の間を車輪のフランジが通過することでスイッチングします。
一方、フィーダータイプは、レール近くに伸びた接点をフランジが踏むことで反応します。この接点がどの位置にくるかはフィーダー型センサの差し方に依存するので、調整が必要になります。
スラブレール用は使ってないので分かりませんが、レール間に設置し、固定タイプセンサと同じような接点構成になっているので、センサ固定が確実にできるなら信頼性は高そうに思えます。
トミックス自動運転ユニットの背面には以下の端子ソケットがあります。
・センサ1-4
・DCフィーダ×2
・ポイントスイッチ×2
・パワーパックからのDCフィーダ入力
・パワーパックからのTCS電源入力
独自にコンセントを必要としないのは嬉しい設計です。パワーパックはTCS電源を出力できるタイプが必要です。
運転モードをダイヤルで選びますが、今回は3列車自動往復の「モード5」にします。
取説にある配線図をよく見ながら、自分のレイアウトに応用してアレンジする必要があります。自分のレイアウトの場合、DCフィーダを反対方向から差す必要がありました。
「モード5」の動きとしては、
1-P1に挿したポイントとP2に挿したポイントが直進方向になる。
2-フィーダー挿入方向から向かって左側に進む電圧がだんだん上がる。パワーパックのダイヤル位置が最高速度となる。
3-S4のセンサーが反応すると、電圧が弱まり減速、停止。
4-フィーダー挿入方向から向かって右側に進む電圧がだんだん上がる。パワーパックのダイヤル位置が最高速度となる。
5-S1のセンサーが反応すると減速、停止
6-P1ポイントが開く側に切り替え
7-電圧あがる。S4反応で減速停止。反対向きに電圧上がり、S2が反応すると減速、停止。
8-P2ポイントが開く側に切り替え
9-電圧あがる。S4反応で減速停止。反対向きに電圧上がり、S3が反応すると減速、停止。
※繰り返し。
つまり、次に来るべきセンサーの反応以外は無視されているようです。よって、ポイントの定位、反位の行く先が何番のセンサーなのか、また、フィーダーの差す方向などを間違えないようにしなくてはなりません。自分は片方のポイントの調子が悪く、切り替わらなかった際に、前回と同じ列車がもう一度発車し、S4で反転したあと、元位置のセンサーがユニットが期待するセンサーと違うために停止せず暴走してしまったことがあります。
動画はこちら↓
https://instagram.com/p/BszMlD5nfNn/
さて、次に気を使うのがスピードと加減速調整です。
スピードの最高速度はパワーパックのダイヤルで、加減速レートは自動運転ユニットのダイヤルで行います。センサーを踏んでからの停止距離はスピードと加減速レートの両方に依存するので、モーター特性の異なる3列車をちょうど良いスピードで走らせ、ちょうど良いところに停止させるのは簡単ではありません。
自分は、できるだけスピードが近い3列車を使うのと、オーバーラン対策で車止めをつけています。車止めはセンサーをスルーしてしまった時にも役立ちます。なお、センサー付近のレール面を綺麗にしておくと、信頼性が上がるようです。
最近はTNOSのような素晴らしい製品も出ていますが、この自動運転ユニットもなかなか便利で、ついついいつまでも列車を眺めてしまいます。
これから導入される方の少しでも参考になれば幸いです。
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