以前お伝えしたように、2019年1月19日の堺筋線ダイヤ改正にて、従来日中は閉鎖されていた天下茶屋駅1番線の使用が始まりました。
ホーム・階段を移動する乗客同士の交錯を無くしてスムーズに乗降する為…というのが主目的で、観光客が多いと思われる土日ダイヤの10~18時のみに下車専用ホームとなっているようです。
天下茶屋駅はインバウンド観光客増加からか近年利用客数が増えており、1998年度調査では39,233人/日だったのが、2017年度では71,617人/日と2倍近くにまで増加しています。
この数字は、大阪メトロ全133駅中19位の乗降客数となっています。
天下茶屋1番線を見てみる
「天下茶屋止」が表示された天下茶屋駅1番線。これまでは列車頻度が増える平日の朝ラッシュのみ使用されていました
これまで天下茶屋1番線ホームは朝・夕ラッシュのみ時のみに稼働しており、全ての列車を2・3番線にて折り返しさせていました。
折り返し線に出発する1300系。これまではそのまま折り返ししていただけに、ちょっとした違和感が
1番線乗車口には「ここからはご乗車できません」との表示が。これまでは一部列車で乗車出来る列車があったように思いますが、完全に降車専用ホームとなったのでしょうか
ホーム下部にも同じサインが。ちょっとフォントが異なるようにも思いますが、ヒラギノでしょうか…?
駅構内に2箇所あるエスカレーターは、降車専用ホームの利点を活かして全てが上り運転になっていました。
これまでの2・3番線のホームだと、上り・下りエスカレーターがそれぞれ機能していて、エスカレーターにたどり着くまでにプラットホームを歩かねばならなかったのですが、上りエスカレーター2基が機能することで従来よりも早くホームから乗客が出口に向かっていた印象を受けました。
今回の1番線ホーム開放の主目的を達成したと言えるのではないでしょうか
1番線開放による変化点
1番線開放によって、これまでではなかった小変化が起きています。
最新鋭1300系による準急天下茶屋行き。これまでの2・3番線時にはそのまま折り返すために見られなかった、種別灯と尾灯、そして前照灯が一斉につく姿が見られます。
天下茶屋駅1番線から2・3番線に入線している車両を撮影。
これまでも朝早起きすれば見れましたが、昼間時間帯にゆっくり見られるのはちょっと新鮮です
3線に並ぶ3列車。阪急線内の方が路線延長が長いので、堺筋線内運用の阪急運用があるなど、阪急車両が比較的多く来ます
奥の引き込み線から入線する姿も見れるように。
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