写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第744列車 「 初詣臨として走る近鉄の臨時急行を狙う 2019・冬 近鉄南大阪線紀行その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

「アリババと40人の盗賊」は中東の有名な昔話で

ございまして、原典は夜伽話である千夜一夜物語

中のお話の一つである事は、ご存じの事でしょう。

 

盗賊の集めたお宝を、奸計を用いて裏をかき

掠め取る、と記しますと身も蓋もございませんが

腕力で奪い取るよりはスマートですよね。

 

盗賊の隠した財宝を保管してある場所の扉を開く

呪文は、これまた有名な一節でございます。

 

「オープンセサミ!」

 

日本語で申しますと開け、ゴマ!でございます。

 

何故、ゴマが開くのでしょうか。

 

 

ゴマ屋、と申しますかゴマ油メーカーの友人に

聞きました所、当時の中東ではゴマが高価でして、

お宝の暗喩として用いられていたのでは、と

話してくれました。

 

一方で、扉が開くのではなく、ゴマが開くという

表現から、ゴマの実が収まる鞘が開く様を唱えて

いる、とも語っておりました。

 

ゴマの鞘、ご覧になられた方はいらっしゃるで

しょうか。

 

私は知らなかったのですが、アケビを連想させる

形状をしておりまして、アレに例えてアソコを開け、

と命じているという非常に暗喩的な暗喩、まぁ

具体的な単語の記載が憚られる解説をされました。

 

原典のシチュエーションを考えますと、話を

進めながら開け、ゴマ!のシーンではセリフに

合わせてウィィ~ンと、実際に開いて見せたりして

いたのでは、なんて妄想までしてしまいましたよ…

 

 

鉄道写真のブログでは無い何かになりそうなので

お話を切り上げましょうかね…

 

 

さて、今回の更新は3日に撮影しておりました

近鉄南大阪線の模様をお届けして参ります。

 

お世話になっております鉄仲間さんとここを

訪れましたのは、新年の三が日のみ運行されます

臨時急行に付く小さなマークを掲出した姿が

目当てでございました

 

臨時急行は4本が30分おきに橿原神宮前へ向け

阿部野橋を出発致します。

 

という事は、宝くじは4回引ける、という事に

なりまして、お目当てのラビットカー塗装が

この運用に入ってくれている事を願って、

チャンスを待ちたいと思います。

 

 

まずは1本目がやって来ました…

 

列車の愛称名と同じ「開運」となりますか

運試しでございます。

 

 

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2019-01-03 6620系MT21編成  磐城ー尺土

 

こちらは比較的新しい車両の6400系列の

4連トップナンバーとなります編成でございました。

 

まだ残り3編成ございます。

 

 

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2019-01-03 6600系FT02編成他4両  磐城ー尺土

 

またしても6600系列の編成が充当されて

おりました…

 

こちらは2両編成が2本併結となった仕立ての

列車ですので、先ほどの編成とは少し趣が

異なりますね。

 

陽も射していい感じになって来ました。

 

列車の愛称板の様な、開運となりますでしょうか、

次は3本目でございます。

 

 

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2019-01-03 6020系C47編成  磐城ー尺土

 

あらあら今度は好みの古い形式ですが、

ラビットカー塗装とは異なる通常仕様の編成で

ございました。

 

しかも背景にはお日様が当たっておりますが

前景となります方は影に沈む、マンダーラ…

 

今一つ運が向きません。

 

次はラストとなりますが、お目当ての編成が

撮影出来るのでしょうか?

 

 

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2019-01-03 6020系C49編成  磐城ー尺土

 

最後の開運号にはKIPSカードのPRラッピングを

施された編成が充当されておりました。

 

少しでもマンダーラを誤魔化すべく、中望遠域で

構図を組んでみました。

 

 

アレレ~おかしいなぁと思い、前日の運用を

調べてみますとラビットカー編成が確かに開運号の

運用に就いていた様なのですが、何故かこの日は

別の運用に就いてしまいまして残念ながら

開運号での撮影は叶いませんでした。

 

そんな訳で、近鉄ラッキートライに挑みました

今回の撮影行はアンラッキーとなりました。

 

色物枠の少ない南大阪線ですから、ラッピング編成が

臨時運用に就いたのを撮影出来ただけでも

ラッキーだったのかも知れません。

 

運が開く、という表現は主観的な事象でございます。

 

そもそも遭遇した物事をラッキーと捉えるか否かは

自分次第でございます。

 

多少の不運は吹き飛ばせる様なポジティブ思考こそ

開運への近道なのかもしれませんね。

 

 

という訳で、アレ的な招福となるべく

唱えてみたいと思います。

 

「開け、ゴマ!」

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!