この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
毎年12月~3月末までの間、JR西の各路線では
架線に付着します霜を落とす為に一部の編成に
装着された第2パンタを
上昇させて運用しております。
この第2パンタ、先頭車両の最前部に設けられて
いる場合は非常に勇壮でございまして、私の
お気に入りとなっております。
期間限定、冬の風物詩となります2丁パンタ、
今年も様々な形式が振り上げます姿を収めて
いきたいものでございます。
さて、今回の更新はそんな2丁パンタを振りかざす
105系の姿を狙いましたご報告となります。
第733列車で桜井線へ初詣臨を狙いに行きました
旨をお伝えいたしました。
その際に、併せて撮影しておりましたのが
2編成が増結されて普段は日中に走る事の無い
4両で運転されていた105系でございます。
しかもこの2編成、有難い事に奈良側には
霜取りパンタを装備した編成が配置され
格好の被写体となっておりました。
2019-01-03 105系SP003+SW013編成 天理ー櫟本
両端がパンダ顔になりますSP003編成が2丁の
パンタグラフを振り上げて前を行きます。
パンタ以外にも魅力があり、屋根の上には
ラムネ菓子の様なボタン型をした
グローブベンチレーターが連なるのが見えます。
側面には戸袋窓を残し、田の字窓を並べた
在りし日の国鉄型通勤車両そのままの姿。
今も現役で走るその姿に痺れてしまいました。
2019-01-03 221系NA408編成 櫟本ー天理
この瞬間にはお日さまが射しまして、待望の
バリ順となりました。
そんなバリ順も本番まで持ってくれれば
良かったのですが…
2019-01-03 105系SP003+SW013編成 天理ー櫟本
表題のコマと同じシーンなのですが、つい
先走って1コマ切っておりましたので
オマケ的に掲載させていただきます。
愛らしいパンダ顔の頭に、リボンの様に
載せられた二つのパンタグラフ。
もう最高に可愛く、かつ格好良い姿でございます。
などと見蕩れておりました。
そうこうしています間に、折り返しが
やって来ました。
お天気の方は…
2019-01-03 105系SW013+SP003編成 櫟本ー天理
奈良から高田を目指します先ほどの編成達。
まだ15時になっていない時間ですが、雲の影響で
暗い露出でございます…
下り列車となりますこちら側は国鉄時代に
103系車両そのままなお顔をしております。
2両で運転が可能なように103系から改造された
グループなのですが、お顔は当時から変わらない
柔和さを湛えておりますね。
貫通扉には幌を装備します、優しそうなお顔の
クハ105側から屋根を望みますと、ボタン型の丸い
ベンチレータがずらりと並ぶ姿がよく判ります。
拙ブログでも既にお伝えしております様に
105系達は来春までに新製配置されます
227系1000番台に置き換えられてしまいます。
無くなるのではなく今春から順次置き換えが
進められるそうでございます。
105系が来年の初詣臨に充当される可能性も
極めて低い状況かと思われます。
今年の春までに、105系の2丁パンタ姿を
もう一度くらいは記録しておきたい、そう
思ってしまうのでございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!